ノーベル化学賞受賞者で神奈川県の藤沢市名誉市民の吉野彰さんが今春、同市立小中学校、特別支援学校を卒業する児童、生徒へ向けたメッセージを同市教育委員会に寄せた。
同市教委によると、吉野さんは講演会などの形で卒業生に直接言葉を届けたかったという。しかし、新型コロナウイルス感染防止の観点から、サイン入りのメッセージを送ることにした。卒業式当日に各校の全児童、生徒に配布する。
中学生向けのメッセージで吉野さんは「いろいろなことに対して『どうしてだろう？』という興味、つまり好奇心を持ち続けることも、とても大事」と呼び掛け、「多くのことに好奇心を持っていると、おそらく、未来が見えてきます」とエールを送った。
