SDGsの17目標、ユーモア絵画で表現 京急本社で企画展

京急グループ本社で始まった「SDGsユーモアイラスト原画展」への来場を呼び掛ける本田亮さん=横浜市西区

 国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)を分かりやすいイラストで表現した企画展が11日、横浜市西区の京急グループ本社2階エントランスで始まった。SDGsが掲げる17の目標を、一つずつユーモアあふれる絵画で紹介している。31日まで。入場無料。

 17の作品を手掛けたのは、NPO法人国連WFP協会(同区)の理事でマルチクリエイターの本田亮さん(67)。SDGs14番目の目標「海の豊かさを守ろう」では、汚染物にまみれたクジラが人の乗った船に襲いかかる姿を、あえて明るいタッチで描いた。

 「シリアスだがイメージの浮かびづらい環境問題を子どもにも大人にも伝えるために、楽しく優しく翻訳したつもり」と本田さん。それぞれのイラストには簡単な説明文を添えただけで、来場者がSDGsについて考える余白を残しているという。

 会場には、京急グループが取り組むプラスチックごみ削減運動などをまとめたパネルも展示されている。

© 株式会社神奈川新聞社