【春場所】親方17人が仕事復帰 PCR再検査で全員陰性

芝田山広報部長

大相撲春場所4日目(17日、東京・両国国技館)、日本相撲協会の芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)が電話取材に応じ、新型コロナのPCR検査で初日から自宅待機していた親方らが全員陰性だったことを明らかにした。

自宅待機していたのは社会貢献部に所属の竹縄親方(47=元関脇栃乃洋)ら15人。

新型コロナ感染が確認された山響部屋付きの小野川親方(38=元幕内北太樹)と尾上部屋付きの音羽山親方(36=元幕内天鎧鵬)と同じ部署だったことで経過観察が理由だった。芝田山部長はこの日の陰性で「順次、仕事のある人は戻っている」と語った。

また、陽性の両親方は協会のユーチューブ配信に携わっており、動画に出演していた富士ヶ根親方(56=元小結大善)、武隈親方(34=元大関豪栄道)は濃厚接触の可能性があるため全休だったが〝解除〟された。

芝田山部長は「行動確認記録を追って、専門家がユーチューブで感染はないと判断した。音羽山親方は出演していたけど、小野川親方は出ていないということだし。きょうも検査して陰性だったし、2人も順次仕事に戻る」と説明した。

仕事復帰する親方17人は今場所初日の前日13日も陰性が確認されていた。

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