【高松宮記念】ダノンスマッシュが香港スプリントに続く父子制覇を達成 川田「意地を見せてくれました」

高松宮記念を制したダノンスマッシュ(右)。左は2着レシステンシア

雨の中で行われた春のスプリント王決定戦、GⅠ第51回高松宮記念(28日=中京芝1200メートル)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンスマッシュ(牡6・安田隆厩舎)が直線、レシステンシアとの激しい叩き合いをクビ差制して国内GⅠ初制覇。前走の香港スプリントに続いて父ロードカナロアとの同一GⅠ父子制覇を成し遂げた。

雨で悪化した馬場が「とても大きなポイントになるところだと思っていました」という川田騎手は「あえて何も考えず、馬の走りたいところを走らせるということを心掛けました」と無心で臨んだことを打ち明けた。

「レシステンシアを前に見る形で、並びもちょうど良くなりましたし、直線では長く競り合う形になりましたけど、意地を見せてくれました。去年(10着)は申し訳ない結果でしたので、GⅠ馬としてここに戻ってきて、こうして結果を出すことができたのが何よりです」と感無量の表情を見せた。

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