財布の重さが原因?財布を軽くしてお金が貯まる人になろう

大きな財布に、カードをたくさんいれてパンパンになっていませんか?お財布が重いと荷物になりますし、荷物が重たいと何をするにも面倒になるもの。何かと余計な出費につながってしまいます。

今回は財布を軽くして、気分も軽くしつつ、お金が貯まる方法について考えてみましょう。


今の時代は、財布が軽くすることがカギ

数百円でも、数万円でも、数十万円でも、基本的には現金を持ち歩かなくても買い物ができる時代になりました。コロナ禍ということもあって、交通系電子マネーやスマホ決済、クレジットカード、デビットカードなどを使う機会が増え、キャッシュレスがどんどん進んでいます。

少し前までは、長財布が大人気でした。お札を折らずに入れられますし、カードもすっきりおさまります。ところが、長財布は大きくてかさばりますし、重たいのが難点。スマホ決済などが増えてきた今、もっと身軽にしたいと、ミニ財布を持つ方も増えているように思います。

筆者も長財布を使っていましたが、10年くらい前にミニ財布を買って以来、ちょっとした買い物はミニ財布だけで出かけるようになりました。2、3枚のカードと交通系電子マネー、2、3千円と小銭くらいででかけられて便利ですね。また、(めったにないですが)パーティーがあるときには、小さなパーティーバッグにも入ります。最近はさまざまなブランドからミニ財布が出ていて、選択肢が増えています。

ずっと長財布だという方は、ミニ財布にトライするのも手。身軽になるだけでなく、お財布に入れるカードを厳選することになるのもポイントです。長財布にたくさんのカードを入れられることは、メリットであり、ときにデメリットにもなります。外出先で「今日はポイントが3倍か! それなら買っちゃおうかな……」と、余計な買い物をしてしまう呼び水にもなるから。お財布を小さくして、使うカードだけを厳選していれれば、無駄な出費を抑えることができるかもしれません。

不要なカードを持っていないか、一度チェックを

ミニ財布にすると、入れるカードを厳選することになります。「必要なものだけ」に絞ることになるのです。

試しに、今持っている財布の中に、どんなカードが入っているかを確認してみましょう。そんなに財布の中をしげしげと眺める機会はないものなので、「何か月も入れっぱなしで、どんなものが入っているかわからない」という人も、意外といるのではないでしょうか。

コロナ禍でライフスタイルや価値観が変わって、行く機会がなくなったお店のカードや、なんのためにポイントを貯めているのかよくわからないカードが出てくるかもしれません。

カードがあることで、つられて買い物が増えるケースも多々あります。自分が本当に好きなお店、行きたいお店を見つめなおすきっかけにもなるでしょう。

よく使うカードなら、アプリがあればアプリ化するのもおすすめです。外出先で「ポイントカードを忘れた!」ということもなくなり、確実にポイントを貯められます。何より、財布が軽くなるのがうれしいですね。

ただし、アプリの「プッシュ通知」をオンにしていると、新着情報が次々と通知されてちょっとうるさい…と感じることも。お知らせにつられて、買う予定のなかったのに、ついお店に寄ってしまうことも増えます。特にお気に入りのお店でなければ、プッシュ通知をオフにしておくのも手です。

財布に入れるカードは、出かける前に厳選

とはいっても、アプリ化されていないポイントカードもありますし、外出先で現金をおろすときにはキャッシュカードが必要です。

外出する際には、「今日使うかどうか」を一度考えてから、最小限のカードをいれて出かけましょう。予定外のお店にいって余計な買い物をすることも減らせますし、荷物がいっぱいになって「疲れたから、カフェでちょっと休憩…」といった出費もセーブできるかもしれません。

特に、キャッシュカードやクレジットカードは、持ち歩くカードの枚数を減らすことで、万一お財布を紛失した際の痛手も最小限で済みます。

お財布の中身は、「本当に使うものだけ」「大好きなお店だけ」などと自分のルールに合わせて、外出のたびに厳選。お財布が軽くなって、ムダ遣いも減って、何より気分よく出かけられると思います。

キャッシュレス化とはいえ、現金も用意

ここまで財布の話をしてきましたが、スマホ決済で買い物ができるお店が増えて、なんなら財布すら持たず、スマホひとつで出かけられるようになった今の時代です。でも、日本では自然災害も多いですし、システム障害は突然起こるものですし、スマホの電源がなくなることもあるため、念のため多少の現金を持っておくと安心でしょう。

また、現金をおろそうと思っていたら、システム障害やATMがメンテナンス中だったということもあります。急な自然災害によって、お店でキャッシュレスの対応ができなくなり、現金でしか買い物ができない場合もあります。そのため、自宅に、少々の現金を置いておくようにしましょう。ただし、「家の中においていた現金を紛失した」といった、うっかり体験談も聞きますので、保管場所には十分気をつけてください。

春はいろいろと身の回りを見直したくなる季節。財布やお金まわりを見直してみて、自分自身が快適で、お金を必要なところに絞って使えるような仕組みに整えていきたいですね。

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