欧州スーパーリーグ創設が正式発表!プレミア“ビッグ6”ら12クラブが合意

 18日、ヨーロッパのビッグクラブが参戦する欧州スーパーリーグ創設が正式発表された。

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 欧州スーパーリーグはUEFAチャンピオンズリーグに対抗するものとして提唱され、各クラブは国内リーグを並行して行う。プレミアリーグの“ビッグ6”に加え、ACミラン、インテル、ユベントス、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードが参戦。さらに3つのクラブを追加した計15チームでシーズン初年度を開催する方針だ。数年前から検討されていた新リーグはトップクラブや選手が定期的に争えるフォーマット作りを目的としており、100億ユーロ以上の収益が見込まれる模様。初代チェアマンを務めるレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、今後FIFAやUEFAと話し合いを行っていくと声明で発表した。

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「私たちはあらゆるレベルのサッカーを支援し、世界で正当な地位を獲得している。サッカーは40億人以上のファンを持つ世界で唯一のグローバルスポーツであり、ビッグクラブとしての責任はファンの要望に応えることだ」。またユベントスの会長であり新リーグの副チェアマンを務めるアンドレア・アニェッリ氏は、「12の創設クラブは世界中に何十億ものファンを抱え、99ものトロフィーを持っている。ヨーロッパの競争を変革し、私たちが愛するスポーツを長期的に持続可能なものにする」と言及。同じく新リーグ副チェアマンでマンチェスター・ユナイテッドのジョエル・グレイザー氏は、「欧州サッカー界に新たな1ページを開き、ピラミッド全体の財政支援を強化していく」と伝えた。

欧州スーパーリーグのフォーマット

・15クラブが創設クラブとして、加えて前シーズンの成績に応じて毎年5クラブが予選を経て参加。計20クラブが、2つのグループに分かれてホーム&アウェイ方式で対戦する。
・毎年8月にスタートし、全試合がミッドウィークに開催。参加クラブは国内リーグ戦も戦う。各グループの上位3チームに加え、4位と5位チームもプレーオフを経て準々決勝に進出。決勝トーナメントは2レグ制で、5月末に行われる決勝戦は中立地での一発勝負となる。
・男子リーグ創設後、可能な限り早く女子スーパーリーグも創設することを念頭に置く。

欧州スーパーリーグ創設を正式発表 Photo Samuel de Roman

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