【新日本】ヤングライオン辻陽太「必ず俺らは立ち上がる」 レフェリーもマスク着用し興行再開

辻陽太㊧とレッドシューズ海野レフェリー㊥(新日本プロレス提供)

コロナ禍の影響で大会の中止と延期が続いていた新日本プロレスが22日の愛知・名古屋国際会議場大会から興行を再開した。

同団体は緊急事態宣言の発令・延長などにより、予定していた8、10、11日の後楽園3大会を中止。15日横浜スタジアム大会と29日東京ドーム大会を延期した。さらに4日福岡大会後には参戦9選手が新型コロナウイルス陽性判定を受けた。

興行再開に際しては「参加全選手・スタッフへのスクリーニング検査を経て、医師・トレーナーと連携の上、長期の隔離期間が及ぼす影響も見極めつつ、出場選手を決定いたしますことをあわせてご了承ください」とアナウンス。一部主力選手が欠場し、全5試合中4試合がタッグマッチで18選手の出場となった。

再開初日となったこの日の大会からはレフェリーもマスクを着用し、リングアナウンサーはリング外からマスク着用の上でコールをするなど、より徹底した感染対策が見られた。チケットは前売りで完売し、937人を動員した。

第1試合に出場したヤングライオンの辻陽太(27)はYOSHI―HASHI(38)とのシングル戦に敗れたが、今シリーズは先輩レスラーとのシングル4連戦が組まれている。

「このチャンス、自分でつかみ取らなきゃ男じゃねえよな。俺はピンチをチャンスに変えてやる。つらい時こそ現状を打開しなきゃいけないんだ。今は会社も、コロナの影響でつらいかもしれない。でも必ず俺らは立ち上がる。そして、その時の中心にいるのが俺だ」と、苦境の団体と自身を重ね合わせ飛躍を誓っていた。

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