レンジャーズ・有原が右肩手術 最低12週間の戦線離脱へ

日本時間5月23日、レンジャーズのクリス・ヤングGMは有原航平の右肩に動脈瘤ができ、手術を受ける予定であることを発表した。手術は同28日にダラスの病院で行われる予定となっており、回復に要する期間は最低でも12週間。よって、有原が今季中に再びメジャーのマウンドに上がれるかどうかは微妙なところだ。有原は現在、右手中指の打撲により故障者リスト入り。同18日にブルペンでの投球練習を行った際にも右手中指の違和感を訴えていたが、動脈瘤が原因になっていたとみられる。

今季からレンジャーズに加入した有原は、メジャー最初の4先発で2勝1敗、防御率2.21の好成績をマーク。ところが、続く3先発では0勝2敗、防御率17.28と打ち込まれ、シーズン通算の防御率は6.59まで悪化した。ヤングは「右肩の動脈瘤が不振の原因になっていた」と語っている。また、「コウヘイにとっても、レンジャーズにとっても、残念な結果だ。でも、彼の健康が最優先だし、彼が受ける治療にも自信を持っている。治療しなければ大変なことになるだろうが、早い段階で(動脈瘤に)気付けたのは幸運だった」とも話した。

有原が長期離脱することによって先発ローテーションには穴が空くことになるが、ヤングによると、どのようにその穴を埋めるかはまだ決まっていないという。「(クリス・ウッドワード監督、ジョン・ダニエルズ編成本部長と)相談するまではコメントを控えたい。今後数週間以内にいろいろ決めていくことになる。(日本時間5月25日に)オフもあるから、先発ローテーションを再編することもできる」とヤングは語る。

カイル・ギブソン、マイク・フォルティネビッチ、デーン・ダニング、ジョーダン・ライルズに続く先発5番手は、今季すでに2試合に先発している韓国人左腕のヤン・ヒョンジョンが最有力候補だろう。ヤンは今季5試合(うち2先発)に登板して0勝1敗、防御率3.38をマークしている。

© MLB Advanced Media, LP.