三重、外海、琴海の魅力紹介 PR動画を制作 長崎市北部商工会

琴海を紹介する動画の一場面

 長崎市北部商工会は、同市三重、外海、琴海の3地区に焦点を当てたPR動画を作り、地域を紹介するホームページ「ながさき三重・外海・琴海」で公開している。制作も出演も地元の商工業者や住民、ゆかりのある人たちで担い、3地区の魅力を紹介している。
 2019年4月に三重商工会(三重、外海地区)と琴海商工会が合併し、3地区をエリアとする市北部商工会が誕生した。この地域を知ってもらい、訪れてもらうためには雰囲気を伝えることが大切、と動画を企画。各地区を紹介する3本のほか、ショートバージョンなど計6本を制作した。
 地元で愛される飲食店や菓子店など各地区の店舗やそこで働く商工会会員らが登場。琴海地区では大村湾の景観やシーカヤック体験、外海地区では角力灘の夕景や旧出津救助院など世界文化遺産に関連した場面もあり、各地区の良さを凝縮して盛り込んだ。
 監督を務めた琴海地区在住のフリーアナウンサー、谷口亜純さん(39)は「テーマは『人の魅力=町の魅力』。この町で暮らす、この人たちに会いたいと感じてもらえるような動画を作りたかった」と話す。
 同商工会の小林祐二・琴海支所長は「まず市内、県内の人に知ってもらい、新型コロナが落ち着いたら動画を見て3地区を巡ってもらえれば」と話した。

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