〈動画あり〉気軽に演奏と鑑賞 高田城址公園オーレンプラザ 「オーレンピアノ」 交流のきっかけに

 上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザは22日、エントランスにグランドピアノを設置し、来館者が自由に演奏できる「オーレンピアノ」を行った。

 オーレンピアノは、全国で広がりを見せるストリートピアノの取り組みで、普段は同施設のスタジオで使われているヤマハのグランドピアノ「S6B」をエントランスに設置。気軽に演奏と鑑賞を楽しめるようにしている。

 昨年8月に始まり、毎月第4土曜日に実施。今年は冬季の休みを挟んで4月から行っている。1回15分の原則予約制で、同日は3分の2の枠が予約で埋まっており、定着ぶりがうかがえる。演奏する人の年齢層は幅広く、オーレンピアノをきっかけに知り合い、仲良くなる例が多いという。

エントランスに置かれたグランドピアノを演奏。興に任せて共演するケースも

 今回が4回目の利用だという内山正裕さん(60、三条市)は「音楽を通じて初対面の人と仲良くなれる。通り掛かった人が足を止めてくれるととてもうれしい。(エントランスは)自然な反響で弾きやすい」と話していた。

 次回は6月26日午前9時30分から午後4時30分まで。原則予約制で、空きがある場合は当日予約も可能。7月24日には参加者によるコンサートが開かれる。問い合わせは同施設(電025・525・1311)へ。

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