日本代表DF酒井宏樹(31=マルセイユ)が26日にオンラインで取材に応じ、退団の経緯を初めて公の場で語った。
酒井は東京五輪を目指すU―24日本代表に初めてオーバーエージ(OA)枠として招集されたが「最近まで実感がなかった。自分が呼ばれることを想像してなかった。ピッチ上もピッチ外も、自分がやれることを若い選手たちにしっかり出していけるように頑張っていきたい」と目標のメダル獲得へチームに貢献すべく意欲を見せた。
OAとして臨む東京五輪はフランスと同組となり、リーグで対戦してきた選手も多い。「同じフランスがいるのは大きな巡り合わせだと思っている。しっかり大会を楽しめるように全力で準備していきたい」。強敵対策のうえで日本にとって大きな存在となりそうだ。
自身は今季限りで5年間プレーしたマルセイユから退団。「すばらしい5年間だったし、すごく大事な場所。すべてを含めてベストのタイミングだと思って決断した。単純に自分の意思。家族は関係ない。これまでの移籍もこれが絶対自分に合っていると決めてきた。まったく悔いはない。すべてをささげてきたので」と決断の理由や経緯を説明した。
ピッチ内外で注目を集める酒井がどのようなプレーを見せるのか楽しみだ。