デグロム6回無失点&タイムリー 防御率は驚異の0.71

【メッツ6-2ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムが投打にわたる活躍でチームを勝利に導いた。今日のデグロムは立ち上がりから100マイルを連発。初回の初球から10球連続で球速は99.8マイル(約160.6キロ)を超え、11球目のスライダーでエドゥアルド・エスコバーから3つ目のアウトとなる空振り三振を奪った。6回70球を投げて被安打2、奪三振8、与四球0、失点0の快投を見せただけでなく、4回表にはライトへのタイムリー。文句なしの活躍で4勝目(2敗)をマークした。

デグロムの投打にわたる活躍に対し、敵地チェイス・フィールドでの試合にもかかわらずメッツファンからは「MVP」コールが送られた。故障者リストからの復帰2戦目ということもあり、70球でマウンドを降りたものの、6イニングを投げ切って2安打無失点。防御率は0.71となり、規定投球回以上の投手が5月末の時点で記録した数字としては、1964年にクリス・ショート(フィリーズ)がマークした0.64以来の好成績である。

それだけでなく、4回表の第2打席では自身のバットで貴重な追加点を叩き出し、今季の打率は.450(20打数9安打)となっている。投手として8試合に先発して51イニングを投げ、4勝2敗、防御率0.71、82奪三振、打者としては打率.450、OPS.950をマークしているデグロム。2019年には2本塁打を放った実績もあり、走塁時のスプリントスピードもメジャー平均を上回る。もはやこの男にできないことは存在しないのかもしれない。

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