巨人・デラロサまさかの2被弾で3点差守れず 宮本コーチ猛省「私の責任」

あと1人で西武・森に同点弾を許した巨人・デラロサ

勝利を目前にした背信投球に、肩を落とした。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が、4―4で引き分けに終わった1日の西武戦(東京ドーム)後、3点リードの9回に2被弾で同点を許した守護神・デラロサへ苦言を呈した。

思わぬ誤算だった。勝利まであと一歩と迫った9回からマウンドに上がったデラロサは、先頭打者・岸に右前打で出塁を許すと、続く代打・メヒアに2ランを被弾してあっという間に1点差。その後はなんとか二死まで追い込んだものの、今度は森に痛恨の同点ソロ弾を放たれ、試合を振り出しに戻された。7回には4番手・鍵谷も岸にソロ弾を浴びており、一発に泣いた試合となってしまった。

これには宮本コーチも、試合後に厳しい言葉を並べた。「本塁打を打たれるっていうのは、やっぱり我々も止めることができないので。本塁打と無駄な四球っていうのは避けなきゃいけない最大2項目なんで。これはチームの士気も下がりますしね。これだけは注意してもらいたいなと思いますね」。

一方で、投手チーフコーチとしての責任感も語った同コーチ。「(投球の中で)目立たないところのミスっていうのは我々がしっかりとチェックしないといけない。3点差で9回を迎えて、そこで抑えを出していった。そして、それで抑えられなかったっていうのは私の責任でしょうね。これは本当に反省しなきゃいけない部分です。私の責任だと思います」と、結果的な自身の起用法について、繰り返し反省の弁を述べた。

あまりにも悔しいドローとなったが、気持ちを入れ替えて次戦へと臨む。

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