【新型コロナ】神奈川県が自治体へ医療従事者派遣 ワクチン接種で計220人要望あり

黒岩祐治知事(資料写真)

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は1日の定例会見で、県内自治体への医療従事者の派遣を近く始めると明らかにした。県によると、早ければ2日から派遣できるよう調整している。

 県内の各自治体は高齢者接種の7月末完了を目指しているが、接種業務を担う医療従事者の不足が課題になっている。

 県の調査では、11自治体から7月末までの間で医師約60人、看護師約160人の派遣希望があるという。

 県は県立病院機構などの医療機関や県看護協会、県立保健福祉大学、民間業者と調整し、人材を確保していく。

 知事はまた、医療従事者のうち、住民接種を担う医師らへのワクチン接種は5月中におおむね完了したと説明した。

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