神奈川県警、株主総会控え対策室設置 県内50社が警戒要請

県警本部に設置された「株主総会特別警戒対策室」の看板=横浜市中区

 企業の株主総会の開催を控え、神奈川県警は1日、総会屋などによる妨害行為の取り締まりを強化するため「株主総会特別警戒対策室」を設置した。6月末まで、会場の警戒や情報収集、企業側への指導を徹底する。

 県警暴力団対策課によると、6月中に県内で株主総会を開く企業で、県警に警戒を要請しているのは5月末時点で約50社。12社が集中する6月29日には、少なくとも約100人規模の人員を投入して警戒に当たる。

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