昭和大・仁木芳人教授 職場クラスター発生に「行政側も細やかに寄り添って対策のための支援をすることが大事」

行政も店舗に応じた対応が必要だ(写真はイメージ)

感染対策をしているのに、なぜクラスター?

宮城県のオフィスで、職場クラスターが発生していた。きちんと感染対策をし、オフィスはパーティションできちんと仕切られていた。なのにどうして。

3日のフジテレビ系ワイドショー「めざまし8」が、このニュースを取り上げた。番組によると、どうやらパーティションの高さに問題があったという。専門家の調査で、天井との空間が狭くなり、ウイルスを含んだ飛沫が滞留、感染を拡大させたようだ。

感染力のより強い変異ウイルスに置き換わっている日本。やはりこれまで通りの対策では心もとない。そこで、番組に出演した昭和大学医学部の仁木芳人教授はこう提言した。

「いま東京サポートや大阪の見回り隊で、見て回っておられるんですが、それぞれのお店によって条件が違うんですよ。だから、ただ単にパーティションがありますよとか、換気してますよとか、そのへんだけでなくて、もっと細やかに見ていく。行政側も細やかに寄り添って、対策のための支援をすることが大事だと思います」

〝やってる感〟だけの対策、支援では変異ウイルスとは闘えない

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