バルセロナがクーマン監督の続投を発表 メッシ去就にも影響か

ロナルド・クーマン監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナはロナルド・クーマン監督(58)が来季もチームを指揮すると公式ホームページで発表した。同国紙「スポルト」など各メディアが報じた。

クーマンの契約は22年6月30日まで。国王杯を制したものの、国内リーグ、欧州チャンピオンズリーグ制覇を逃したことなどから、クラブ側は指揮官の進退を再検討してきたが、ジョアン・ラポルタ会長(58)は記者会見で「現在のロナルド・クーマンの現行の契約を継続することで、合意した」と報告した。

さらに同会長は「監督が非常にモチベーションに溢れているのを目にしているし、このロッカールームですでに1年間を過ごしており、私たちは、それをより競争力のあるものにしたいと思っている。私はクーマンがこれを成功させられると思うし、彼は私たちが望む監督だ」と説明した。

財政難のバルセロナが監督解任にともなって多額の違約金が発生することを嫌がったとの見方も出たことに「我々がクーマンを解任する資金がなかったというのは真実ではない。バルセロナは、契約をキャンセルしたいのであれば、そうするメカニズムを持っている」とし、否定した。

バルセロナは来季に向けて、すでにアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(33)、スペイン代表DFエリック・ガルシア(20)らを補強。指揮官の続投で来季の新体制は固まりつつあり、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の契約延長交渉にも好影響を与えそうだ。

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