緊急降板も問題なしか。巨人の原辰徳監督(62)が4日の日本ハム戦(東京ドーム)後、この日に今季初先発し好投するも6回途中2安打無失点で緊急降板したC・C・メルセデス投手(27)について、その後の様子を明かした。
突然の出来事だった。6回二死までわずか2安打、5奪三振と好投していた左腕だったが、続く西川の打席で2球目を投じた直後に左太もも裏を抑えながら苦悶(くもん)の表情を浮かべた。
慌てて駆け寄った桑田コーチらと共に足を引きずりながらベンチへと戻ると、そのまま降板が決定。序盤から安定した投球を見せていただけに、悔しい結末となった。
試合後、指揮官は「大丈夫です。今、ピンピンしている。つったというか、力みというかね」と状態の良好さを強調。
それでも、圧巻の投球を見せたこの日の登板内容については「もう素晴らしかったね。非常に新しいC・C・メルセデスという投手が来たという。昨年、その前の年よりもちょっとこうタイプの違ったね、パワーピッチャーになってきたなという感じがします」と絶賛した。
次戦以降でも快投が期待できる助っ人左腕なだけに、再離脱の事態を避けられたことはチームにとって何よりだ。