「対馬CAPPA」など海岸清掃 ポイ捨ての抑制にも

海岸に漂着したごみを集める参加者=対馬市豊玉町

 長崎県対馬市で海ごみ問題の対策に取り組む一般社団法人「対馬CAPPA」(上野芳喜代表)が、同市豊玉町の旧市立塩浦小前の海岸を清掃した。
 今回で7回目。2017年、同校が閉校するのを前に、住民と児童らが一緒に思い出を残そうと海岸を清掃したのを機に始まった。同法人メンバーのほか、九州電力豊玉発電所の関係者らも参加した。
 5月29日、参加者は海岸に漂着した流木や発泡スチロール、ビニール片やペットボトルなどを手作業で集め、約1時間で16立方メートルのごみを回収。市内のごみ処理施設に運んだ。
 上野代表(65)は「ごみを拾うことは、ポイ捨ての抑制にもつながる。この取り組みをこれから全島に広げていきたい」と話した。

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