三浦市の三崎地区で6日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まった。
会場の旧三崎中学校(同市城山町)には太陽光発電装置を備えた医療用トレーラーハウスが設置され、8月までワクチンの充てん作業所として活用される。
市と災害協定を結んでいるオール電化住宅などを手掛けるイスズ(本社・川崎市中原区)が無償で提供した。
三浦市晴海町の同社展示場から移動し、屋根のソーラーパネルに加えて大容量蓄電池だけで2日半はエアコンなどのエネルギーを賄える。
市販しており、価格は約1千万円。
感染防止策として室内の気圧を低くしたり、紫外線殺菌ランプを当てて換気したりする。
接種会場の体育館脇に設置され、衛生的な環境の中で薬剤師らは整然とワクチンの調剤作業をこなしていた。
吉田英男市長は「薬品の衛生管理に効果的で、スムーズな接種にもつながる」と感謝していた。
市によると、1回目のワクチン接種を終えた高齢者(4日現在)は3309人で、接種率は約19%。