【新型コロナ】7日の神奈川 173人感染、クラスター特養の3人死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で7日、3人の死亡と、10歳未満~90代の男女173人の感染が確認された。うち感染経路不明は92人。1日当たりの新規感染者数が200人を下回ったのは、1日(159人)以来6日ぶり。

 横浜市によると、死亡した100歳代の女性はクラスター(感染者集団)が発生した特別養護老人ホームの入所者。5月21日に陽性と判明し、6月2日に亡くなった。同ホームでは17人の感染が確認されており、死亡例は初めて。

 川崎市によると、クラスターが発生していた幸区の特別養護老人ホームに入居していた80代女性2人が死亡した。2人は20日に陽性が判明し、市内医療機関に入院していたが、4~5日に死亡した。

 相模原市ではクラスターと認定された同市中央区の児童クラブで新たに利用者1人の感染が判明し、同クラブの陽性者は計11人となった。

 ◇

 県は7日、既に県内で発表されている新型コロナ感染者のうち、新たに10歳未満~80代の男女87人が変異株に感染していたと発表した。このうち1人は県が運営する宿泊療養施設に入所し、4日に死亡が確認された60代女性で、インド株疑いだった。

 また、県内初のインド株のクラスターが発生した宿泊療養施設「パークインホテル厚木」(厚木市)では、20代の男性県職員と、運営スタッフの30代女性の2人が新たにインド株疑いと判明した。この施設のインド株(疑いを含む)感染者は計9人になった。

 県内の変異株感染者は累計3563人になった。

© 株式会社神奈川新聞社