巨人のリリーフエース・中川皓太投手(27)に悪夢の瞬間が訪れた。
8日のオリックス戦(京セラ)で2―0の8回から6番手で登板すると、一死後からモヤに与えた四球から一気に打ち込まれた。安達とジョーンズの連打で1点差に詰め寄られ、紅林こそ遊飛に打ち取ったが、代打・伏見に右前へ同点適時打を許した。そして、福田には勝ち越しタイムリーを浴び、ベンチの原監督もついに腰を上げた。
中川はこの日が30試合目の登板。今村が5回無失点の粘投で降板した後は畠、鍵谷、大江、高梨がどうにか無失点でつないできたが、リードをはき出す展開となった。
中川の降板後も桜井、戸根が続々とマウンドに上がり、8回までに8投手を動員し、ブルペンがフル回転となっている。