新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で8日、5人の死亡と10歳未満~90代の男女179人の感染が確認された。うち95人が感染経路不明。新規感染者は2日連続で200人を下回った。
死亡したのは横浜市2人、川崎市、小田原市、愛川町で各1人。
県によると、小田原市の70代男性はクラスター(感染者集団)が起きた飲食店の従業員で、基礎疾患があった。
川崎市の80代女性は持病の治療で市中部の病院に入院していた。同病院では入院していた80代男性の陽性も判明、感染者は7人となり市はクラスターと認定した。
横浜市では、大日本プロレスの運営会社「四ツ葉工芸」に所属する選手5人とレフェリー1人の計6人の感染が判明、市は新たなクラスターと認定した。5月下旬に市内や愛知県での試合後に体調を崩した選手がいたことから、全選手らを検査していた。
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神奈川県は8日、新型コロナ感染者のうち、10歳未満~80代の男女201人が変異株に感染していたと発表した。
うち4人が英国株、2人がインド株(疑いを含む)。県内の変異株感染者は累計3764人になった。
在日米海軍横須賀基地司令部は、同基地で4日以降、新たに関係者2人の感染を確認したと発表した。同基地の8日現在の感染者数は3人。