ドジャース・ゴンソリンがついに戦列復帰 40人枠から外れるのは?

およそ1ヶ月にわたって先発5番手不在で戦ってきたドジャースにようやくトニー・ゴンソリンが戻ってくる。ゴンソリンは右肩の炎症で開幕直後から故障者リスト入りしていたが、マイナーでの3度のリハビリ登板を経て、日本時間6月10日のパイレーツ戦に先発することが決定。昨季の新人王投票で4位にランクインした右腕は、現在60日間の故障者リストに登録されており、戦列復帰の際には26人枠だけでなく40人枠も空ける必要があるため、ドジャースのロースター編成に注目が集まっている。

ゴンソリンはAAA級オクラホマシティでのリハビリ登板3試合で合計10回1/3を投げ、防御率3.48、奪三振9、与四球3、被打率.162、WHIP0.87を記録。ドジャースは明日の復帰戦で最大5イニングを投げさせることを考えているようだ。「まるでスプリング・トレーニングを繰り返しているような感じだった」とリハビリのプロセスを振り返ったゴンソリン。「状態はいいし、準備はできているよ」と復帰登板への意欲を口にした。

ドジャースはおよそ1ヶ月にわたって先発ローテーションをクレイトン・カーショウ、トレバー・バウアー、ウォーカー・ビューラー、フリオ・ウリアスの4人とブルペンデーを織り交ぜながらやりくりしてきた。ゴンソリンの復帰により、ようやく先発ローテーション5人を固定することができ、ブルペンデーがなくなることでリリーフ投手陣の起用法にも好影響を与えるに違いない。単なる「先発投手の復帰」以上の効果をチームに与えるはずだ。

問題はゴンソリンに代わって誰をロースターの26人枠と40人枠から外すのか、ということだ。26人枠に関してはマイナー・オプションを持っている投手1名をマイナーに降格させるだけで解決する。しかし、ゴンソリンが60日間の故障者リストに登録されているため、ドジャースは同時に40人枠も空ける必要がある。10日間の故障者リストに登録されているスコット・アレクサンダーやコリー・シーガーを60日間の故障者リストに移して枠を空ける方法もあるが、日本時間6月6日のブレーブス戦を最後に出場機会がない筒香嘉智のDFAが行われる可能性もゼロではないだろう。ドジャースの決断に注目だ。

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