ツインズ・前田がマイナーでリハビリ登板 4回1安打1失点

日本時間6月10日、右内転筋痛で故障者リスト入りしている前田健太(ツインズ)がマイナーAAA級の試合でリハビリ登板し、4回1安打1失点の好投を見せた。前田は先週末にカンザスシティで行った2度のブルペン投球を経て、2017年以来4年ぶりにマイナーで登板。すべての球種を交えて54球を投げ、順調な回復ぶりをアピールした。ツインズ公式サイトの故障者情報によると、来週中(現地時間6月14日から始まる週)に戦列復帰する可能性が高いようだ。

前田はAAA級セントポールの先発投手として、ロイヤルズ傘下AAA級オマハとの試合に登板。初回はわずか3球で2アウトを取ったあと、ライアン・オハーンを空振り三振に仕留め、三者凡退に抑えた。2回表は二死後にメイブリス・ビローリアを歩かせたが、ババ・スターリングをファーストゴロに打ち取って無失点。3回表は4球で2アウトを取り、カイル・イズベルから空振り三振を奪って2度目の三者凡退となった。

4回表は一死からメジャー通算31本塁打のオハーンにライトへの6号ソロを浴びたものの、後続2人をいずれも三振に仕留め、4回54球、被安打1、奪三振5、与四球1、失点1という内容で今回のリハビリ登板は終了。戦列復帰に向けて今日のピッチングが十分であると判断されれば、次回登板はメジャーのマウンドになるだろう。

前田がリハビリ登板したこの日、ツインズはメジャーの試合でランディ・ドブナックが先発。ドブナックはヤンキース打線に4本塁打を浴び、5回途中11安打8失点でノックアウトされた。現在の先発ローテーション5人のなかではドブナックが最も序列が低いため、ツインズ首脳陣は同日に登板したドブナックと前田を入れ替えることを検討しているのかもしれない。

もし前田がドブナックと入れ替わる形で先発ローテーションに復帰するのであれば、戦列復帰のマウンドは日本時間6月15日から始まる敵地でのマリナーズ3連戦のどこかということになりそうだ。

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