狛犬の言い伝え分かりやすく 説明板20年ぶり新調 長崎・梅園天満宮

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山口さんが説明板を新調した臥牛の石像=長崎市、梅園天満宮

 臥牛(がぎゅう)を撫(な)でれば体の痛みがとれ、狛犬(こまいぬ)の口にアメを入れると歯の痛みが消える-。長崎市丸山町の梅園天満宮境内にはこうした言い伝えのある石像があり、その説明板が今月、約20年ぶりに新調された。
 以前の説明板は、映画化された小説「長崎ぶらぶら節」のヒットで地元が盛り上がった頃、同天満宮総代の山口広助さん(51)が手書きした。街歩きイベント「長崎さるく」でも活用されているが、雨風で劣化したため印字で作り直した。
 「歯痛(しつう)狛犬」の口には、御利益にあやかろうとした人のアメがぎっしり。牙が折れているのを「崇敬者の身代わり」と説明している。「臥牛(御神牛・撫で牛)」は、祭神の菅原道真が太宰府で死去した際、遺体を運ぶ牛が臥(ふ)(伏)して動かなくなった、など諸説を挙げた。「頭を撫でると知恵が付くそう」とも紹介している。
 さるくの案内役を務め、郷土史に詳しい山口さんだが、今回改めて文献を調査。現代人にも分かりやすい表記にした。説明板を新設した「七力稲荷神社」は、明治時代に同天満宮境内へ移された後「七力」と称されるようになったが、その由来は分からなかったという。今後、周辺の説明板も新調する意向で「散策を楽しんでほしい」としている。