横須賀市阿部倉の横須賀しょうぶ園で、紫や青、白色のハナショウブが咲いている。2年ぶりの開園を待ちわびていた愛好家たちが大勢訪れ、あでやかな花々に見入っていた。今週末までが見頃という。
園内の約0.7ヘクタールの水田に、412品種約14万株が植えられている。同園によると、今年は気温が高く開花が10日ほど早くなった。花びらも大きく育ったという。
昨年は新型コロナウイルス感染防止のため、開花時期に閉園していた。今季3度目の来園という市内の男性(62)は「去年は入れなかったので楽しみにしていた。薄く透き通るような花びらが魅力。これだけそろえるのは手入れが大変だと思う」と感心していた。
JR横須賀線衣笠駅から京急バス「しょうぶ園循環」でしょうぶ園下車。期間中の入園料は大人320円、小中学生100円。問い合わせは、同園、電話046(853)3688。