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長崎市内の公立小中学校の給食で、県産で天然のマダイとマトウダイを使った料理が提供されている。下西山町の上長崎小(宮田幸治校長、320人)では9日、「マトウダイの唐揚げ」が登場。児童らがおいしそうに頬張った。
長崎の水産業に興味を持ってもらおうと、同市内23の水産加工業者などでつくる長崎漁港水産加工団地協同組合(渡邊英行理事長)が無償提供。6月から7月にかけて、各校で1回ずつマダイとマトウダイを使った献立が組まれる。
マトウダイは、体に的のような模様があるのが特徴の深海魚で、フランス料理でも使われる高級魚。児童らは、こんがり揚がった唐揚げに舌鼓を打っていた。初めて食べたという同小2年の清水友翔(ゆうと)くん(7)は「身がサクッとしていて、おいしかった。もっと食べたい」とはにかんだ。