エンゼルスが乱戦制して4連勝 大谷翔平は3勝目ならず

【エンゼルス6-5ダイヤモンドバックス】(延長10回タイブレーク)@チェイス・フィールド

エンゼルスは9回裏二死からライセル・イグレシアスがエドゥアルド・エスコバーに15号同点ソロを被弾したが、10回表一死満塁から代打マックス・スタッシの内野ゴロの間に1点を勝ち越し。10回裏は6番手のスティーブ・シーシェックと7番手のアレックス・クラウディオで3つのアウトを取り、4連勝となった。大谷翔平は打者として4打数2安打1打点、投手として5回5安打8奪三振2失点の活躍。しかし、今季3勝目を手にすることはできなかった。

大谷は2回から4回まで3イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、ピンチでギアを上げて98マイルを超える速球を連投するなど無失点ピッチングを継続。ところが、5回裏に2つの四死球で二死1・2塁のピンチを招き、微妙な判定ではあったものの、2つのボークで1点を失った。その後、エスコバーを空振り三振に仕留めたが、これが振り逃げとなって2失点目。なんとかこの回を2失点で凌ぎ、5回86球でマウンドを降りた(防御率2.85)。

打者としては「2番・投手」でスタメンに名を連ね、第1打席はファーストゴロに倒れたものの、第2打席は自打球を当てたあとにライトへのタイムリー二塁打。第3打席は痛烈な打球が相手投手に当たり、内野ゴロに終わったが、6回裏から右翼の守備に就き、第4打席で再びライトへの二塁打を放った。7回裏の守備からベンチへ退き、4打数2安打1打点で打率は.267、OPSは.961に上昇。なお、同じ試合で投手&右翼手として長打を放つのは、1958年のロッキー・コラビト(インディアンス)以来63年ぶりの快挙となった。

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