球宴ファン投票の第1回中間発表は日本時間15日 大谷翔平に注目

メジャーリーグ公式サイトによると、日本時間6月15日にオールスター・ゲームのファン投票の第1回中間発表が行われるようだ。日本人選手では大谷翔平(エンゼルス)がアメリカン・リーグの指名打者部門でノミネート。投打にわたる「二刀流」の大活躍で日本のみならずアメリカ国内でも大きな注目を集める存在となっており、オールスター・ゲームのファン投票でも多くの票を獲得することが予想される。指名打者部門1位のみならず、全体1位の可能性もありそうだ。

大谷は今季ここまで打者として59試合に出場して打率.270、17本塁打、45打点、9盗塁、OPS.966を記録。本塁打とOPSでリーグ2位、打点と盗塁でリーグ7位タイにランクインしているほか、15二塁打はリーグ10位タイ、長打率.611はリーグ2位、長打35本はリーグ1位タイと多くの部門でリーグ上位に名を連ねている。打者としての成績だけを見ても、十分にオールスター・ゲーム選出に値する数字をマークしている。

指名打者部門で大谷のライバルになる可能性があるのはJ・D・マルティネス(レッドソックス)だろう。今季ここまで59試合に出場して打率.311、13本塁打、41打点、OPS.929を記録。打率は大谷を大きく上回っている。しかし、他の部門では軒並み大谷がマルティネスを上回る数字を残しており、「二刀流」のインパクトを考えても、ファン投票で大谷がマルティネスの後塵を拝することは考えにくい。

マルティネス以外にも、ミゲル・カブレラ(タイガース)、ネルソン・クルーズ(ツインズ)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)といったビッグネームがノミネートされているが、いずれも大谷からファン投票1位を奪うほどの成績ではない。ヨーダン・アルバレス(アストロズ)、オースティン・メドウズ(レイズ)、ヤーミン・メルセデス(ホワイトソックス)らもトップ5に名を連ねる可能性はあっても、大谷やマルティネスより上位に行くのは難しいだろう。

オールスター・ゲームのファン投票は日本時間6月25日まで第1ラウンドが行われ、各ポジションの上位3名(外野は9名)が第2ラウンドに進出。第2ラウンドで1位(外野は上位3人)となった選手がオールスター・ゲームのスタメンに名を連ねることになる。

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