【森保ジャパン】監督自らが招集外の柴崎について説明 所属クラブでの状況を考慮

オンラインで取材に応じる森保監督

日本代表の森保一監督(52)が、今年招集されていないMF柴崎岳(29=レガネス)について説明した。

14日にオンラインで取材に応じた指揮官は今後のメンバー選考の方針に言及。「最終予選の選考にあたって、まずは所属チームで試合に出ているパフォーマンスが基本になる。プラス、これまでの活動の中での選手たちのパフォーマンスを見てきているので過去を踏まえて総合的に選考につなげたい」と語った。

これまで森保ジャパンで中心となっていた柴崎が今年は招集されていないが「柴崎に関しては3、6月とプレーオフにつながる、1部昇格できるかもしれない戦いをしていたので、そこは配慮して選考外にしたところはある。6月シリーズでも可能ならばチームに合流してもらうことも考えていた」と説明。柴崎が所属するレガネスはスペイン2部で3位となり1部昇格プレーオフに進出したが準決勝で敗退した。柴崎はリーグ戦終盤で左太ももを痛めた影響で、昇格プレーオフはベンチ外となっていた。こうした事情もあり、今回は招集が見送られたようだ。

一方で森保監督は「絶対的ということはない」と柴崎が不動のレギュラーというわけではないと強調。現在A代表やU―24代表では多くの守備的MFが台頭してきており「今たくさん力を示してくれている選手がいる。A代表のボランチは海外、国内にも多くの選手がいる。そのときの状況でベストのメンバーを招集したい」と今後は激しいサバイバルが展開されそうだ。

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