【欧州選手権】クリロナに続いて…仏代表MFポグバがスポンサー商品を〝排除〟で物議

ドイツ撃破に貢献したポグバだが…(ロイター)

欧州選手権1次リーグF組のフランスは初戦(15日=日本時間16日)で強豪ドイツに1―0で勝利。同戦の「スター・オブ・ザ・ゲーム」に選出されたMFポール・ポグバ(28=マンチェスター・ユナイテッド)が記者会見で見せた行動が話題となっている。

フランスメディア「13OR」によると、会見に出席したポグバは目の前にあったハイネケンの瓶をつかむと、そのまま机の下に移動させたという。ハイネケンは公式スポンサーだが、同メディアは「(ポグバは)アルコールを飲むことを禁じている宗教(イスラム教)のため、ビールブランドを宣伝したくなかった」と伝えている。

先日にはポルトガルのFWクリスチアーノ・ロナウド(36=ユベントス)が記者会見に出席した際、スポンサーのコカ・コーラの瓶をどかしたことが話題になったばかり。同メディアによると、C・ロナウドの行動で株価が56・10ドル(約6171円)から55・22ドル(約6074円)に下がり、同社グループの市場価値は2420億ドルから2380億ドルとなり、何と40億ドル(約4400億円)も減少。それだけに知名度の差はあるものの、ポグバの行動も注目を集めている。

そんなポグバは試合について「初戦なので勝利から始めることが重要だった。私たちに会いに来てくれた全ての人に感謝する」とし「チームのパフォーマンスが最も重要だ。私たちは謙虚にやらなければならないことに照準を合わせていく」とコメントしたが、欧州サッカー連盟の処分を含めて、どんな影響を及ぼすだろうか。

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