衆院選 長崎県内4選挙区10人出馬予定 地元で活動活発化へ

 国会が16日閉会した。10月21日に議員の任期満了を迎える衆院の解散は9月の公算が大きくなり、次期衆院選に向け長崎県内4選挙区の立候補予定者も今後地元で活動を活発化させるとみられる。
 16日時点で出馬を明らかにしているのは現職6人(うち比例九州1人、比例北陸信越1人)、新人4人の計10人。自民は全選挙区に擁立する。立憲民主、国民民主、社民は候補者を一本化し、1区に国民、2~4区に立民から候補者を立てる。1区には共産、3区には無所属も出馬予定。2、4区は「自民対立民」の構図となる公算が大きい。
 1区は2期目を狙う国民現職の西岡秀子氏(57)と、自民現職の冨岡勉氏(72)=4期目、比例九州=が前回に続き、しのぎを削る。共産新人の安江綾子氏(44)は国政初挑戦。
 2区は4期目を目指す自民の加藤寛治氏(75)と、比例北陸信越ブロックからくら替えする立民の松平浩一氏(46)=1期目=の現職対決となる見通し。
 3区は自民現職の谷川弥一氏(79)=6期目=に、立民新人の山田勝彦氏(41)と無所属新人の山田博司氏(51)が挑む三つどもえの様相を呈す。
 4区は自民現職の北村誠吾氏(74)=7期目=と、立民新人の末次精一氏(58)が立候補を予定。選挙区として初めての一騎打ちとなりそうだ。

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