大谷6回1失点で3勝目 エンゼルスはなんとか逃げ切り

【タイガース5-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

フルキャパシティに戻って3万人以上の観衆が集まったエンゼル・スタジアムで大谷翔平が今季10度目の先発登板に臨んだ。2本の併殺打を打たせるなど、要所を締めるピッチングで6回78球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点1の快投。チームは7対5で勝利し、大谷には今季3勝目(1敗、防御率2.70)が記録された。投打同時出場となった大谷は、打席では1打数0安打2四球。今季の打率は.270、OPSは.969となっている。

大谷は1回表に一死1・2塁のピンチを背負ったが、ミゲル・カブレラを空振り三振に仕留めるなど無失点。2回表は打者3人で無失点に抑え、エンゼルスは2回裏にルイス・レンヒーフォとデービッド・フレッチャーの連続タイムリーで2点を先制した。3回表を三者凡退に抑えた大谷は、4回表無死1・2塁のピンチもレフトライナーとセカンドゴロ併殺打で無失点。5回表一死1塁の場面でもショートへの併殺打を打たせ、6回表一死からジョナサン・スコープに12号ソロを被弾したが、78球で6イニングを投げ抜いた。

エンゼルスは2番手トニー・ワトソンが7回表無死2塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏にホゼ・イグレシアスのタイムリーとテイラー・ウォードの7号グランドスラムで5点を追加。リードを6点に広げ、楽勝ムードかと思われたが、8回表に3番手マイク・マイヤーズが1点を失い、さらに無死満塁の大ピンチ。ここでジョー・マドン監督は守護神ライセル・イグレシアスを投入し、2点を失いながらもリードを保った。9回表にも1点を失ったが、なんとか7対5で逃げ切り。連敗を3でストップし、借金を1に減らした。

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