ヤンキース3連勝 1-3-6-2-5-6の三重殺は史上初の珍事

【ヤンキース8-4ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

ヤンキースは1点ビハインドで迎えた7回表にジャンカルロ・スタントンが13号2ランを放ち、逆転に成功。その後も追加点を奪ってブルージェイズに8対4で勝利し、敵地での3連戦をスイープした。また、1回裏無死2・3塁のピンチでは「1-3-6-2-5-6」のトリプルプレーが完成。ヤンキースが同一シーズンに2度のトリプルプレーを完成させるのは球団史上初めてであり、また「1-3-6-2-5-6」のトリプルプレーはメジャー史上初の珍事となった。

ヤンキースは先発のマイケル・キングが1回裏に四球と内野安打で無死1・2塁のピンチを招き、暴投で無死2・3塁とピンチが拡大。ここでブラディミール・ゲレーロJr.の打球はピッチャーゴロとなった。キングは一塁へ転送し、まず1アウト。三塁走者が三塁ベースに戻ったのに対し、二塁走者は飛び出して三塁へ向かってしまい、一塁DJ・レメイヒューから遊撃グレイバー・トーレス、捕手ゲーリー・サンチェス、三塁ジオ・ウルシェラとボールが渡って三塁走者はタッチアウト。さらに三塁のベースカバーに入っていたトーレスにボールが渡り、二塁走者もタッチアウトとなって「1-3-6-2-5-6」のトリプルプレーが完成された。

キングはトリプルプレーで初回のピンチを切り抜けながらも5回途中3失点で降板。ヤンキースは6回終了時点で3対4と1点のビハインドを背負っていたが、7回表にスタントンの13号2ランとクリス・ギテンスの2点タイムリーで4点を奪って逆転に成功し、9回表にはギテンスの犠飛でダメ押しした。

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