どちらを望むのか――。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表ＭＦ南野拓実（２６）が選手としてのスタンスを問われている。保有元であるリバプールのような強豪チームでバックアッパーを務めるか、クラブの格を落としても出場機会を確保するかを選ぶ必要がありそうなのだ。
南野は、保有元であるリバプールで出場機会を得られず、今季後半はレンタルで移籍したサウサンプトンでプレー。来季に向けて今夏の放出や再レンタル、そしてリバプール復帰などが取りざたされている中、地元紙「リバプールエコー」は、リバプールのバックアッパーとして戦力になれる可能性があるかもしれないと伝えた。南野のほかＦＷジェルダン・シャキリ、ＦＷディボック・オリギといった放出が噂される選手の中では、使い勝手のよさから「最も残留の可能性が高い」と指摘した。
ただ、同紙はリバプールでのレギュラー確保はないと決めつけており、甘んじてその立場を受け入れるなら、高いレベルのトレーニングを積めるだけに、復帰を選ぶのもありだろう。その場合、コンディション維持に必要不可欠な出場時間は決定的に不足するだけに、スタメンを確保できるようなチームへの移籍とどちらが自身のキャリアにとって大切か決断しなければならない。
果たして南野はどちらを選ぶのだろうか。
