ダルビッシュ7勝目 史上最速の通算1500奪三振を達成

【ドジャース2-6パドレス】@ペトコ・パーク

ナ・リーグ西部地区2位ドジャースと3位パドレスによる注目の3連戦の初戦は、ダルビッシュ有が6回99球を投げて被安打2、奪三振11、与四球1、失点1の好投を見せ、パドレスが6対2で勝利。ドジャースとの差を2.5ゲームに縮めた。パドレスは初回にマニー・マチャドの11号3ランなどで4点を先制し、5回裏にはジェイク・クロネンワースが9号2ラン。ドジャースはムーキー・ベッツの9号ソロとウィル・スミスの9号ソロで2点を奪うのが精一杯だった。

メジャーリーグでは今日から粘着物質使用の取り締まりが強化され、ダルビッシュもイニング間に帽子やグラブのチェックを受けたが、その影響を全く感じさせないピッチングを展開。1回表一死1塁から7者連続三振を奪い、パドレスでは2007年4月25日(現地時間)のジェイク・ピービー以来の快挙となった。その後も奪三振を積み重ね、6回表先頭のスティーブン・スーザJr.から奪ったこの試合11個目の三振で通算1500奪三振に到達。この回は二死から1・3塁のピンチを背負ったが、スミスをセカンドゴロに抑え、6イニングを投げ抜いた。

ダルビッシュは通算197登板目での1500奪三振達成となり、これはメジャー史上最速記録。従来の記録は殿堂入り左腕のランディ・ジョンソンによる206試合、次点がゲリット・コール(ヤンキース)の212試合であり、200登板未満での達成は史上初の快挙となった。直近2登板はいずれもチームが敗れていたが、今日はチームを勝利に導く好投で3登板ぶりの白星をゲット。同地区ライバルのドジャースを撃破し、自身にとってもチームにとっても大きな1勝となった。

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