巨人・中川抹消に原監督「少し時間がかかる」宮本コーチは「いるメンバーで戦う」

DeNAに勝利し歓声に応える原監督

巨人・中川皓太投手(27)が「左背部の痛み」の影響で22日に抹消され、再びブルペン陣が総力を結集することになりそうだ。

この日のDeNA戦(金沢)では4回までに5点のリードを奪い、6―1で快勝。先発したサンチェスが6回1失点で降板した後は畠が2イニング、9回は田中豊が三者凡退で締めた。試合後、原辰徳監督(62)は中川について「皓太は少し時間がかかるでしょう」とし、最短10日での復帰を問われると「それで戻って来られるなら一番ありがたいな」と語るにとどめた。

宮本投手チーフコーチによれば、中川に異変が起きたのは20日の甲子園での阪神戦前の練習中。10メートル程度の短い距離でのキャッチボールで痛みを覚えたそうで「様子をみるしかないですよ。しょうがない。長いシーズン、こういうこともあるので」。現状では守護神のデラロサも一軍にはおらず、今後はリリーフ陣のやりくりがさらに難しくなりそうな雲行きだ。

それでも宮本コーチは「いるメンバーで戦うしかないですし」とキッパリ。「1日も早く戻ってくれれば。それしかないですよ」と早期復帰を願いながら救援陣に〝ワンチーム〟での奮起を求めた。

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