「役員報酬1億円以上開示企業」調査 1億円以上の個別開示、150人超に

 6月23日までに2021年3月期の有価証券報告書を提出した企業は累計498社。
 このうち、報酬1億円以上の個別開示を行った企業は63社・155人だった。

【6月23日17:00 現在】  個別開示 21社・50人

 6月23日に、2021年3月期決算の有価証券報告書を提出した企業は178社。このうち、報酬1億円以上の個別開示を行った企業は21社・50人だった。

報酬額トップはソフトバンクGのサイモン・シガース氏

 23日は、ソフトバンクグループ8人(前年6人)、LIXIL7人(同5人)、ソフトバンク6人(同6人)などが、2人以上の個別開示を行った。
 23日までに、役員報酬額1億円以上で開示された155人のうち、最高額はソフトバンクグループのサイモン・シガース取締役の18億8200万円。基本報酬1億4300万円のほか、賞与10億2400万円、株式報酬7億円など。
 次いで、同社のマルセロ・クラウレ副社長執行役員COOの17億9500万円、ソニーグループの吉田憲一郎社長12億5300万円、ソフトバンクグループのラジーブ・ミスラ副社長執行役員が9億3100万円と続く。上位にはソフトバンクグループの役員が名を連ねている。

 開示人数は、最多が三井物産の9人で、前年より1人増加。以下、東京エレクトロンとソフトバンクグループが各8人、LIXILとソニーグループが各7人の順。

※役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。

役員報酬210623

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