DeNAが巨人に今季10戦白星なしの7連敗 2敗目のエース今永「流れを与えてしまいました」

6回一死、丸に2発目の被弾を喫した今永

エースでも勝てない。DeNAが23日、巨人戦(富山)に2―4で敗れ、2連敗。これで今季巨人戦は開幕から10試合で3分けを挟み白星なしの7連敗。借金も今季最多タイの「17」に膨らみ、交流戦3位で好調モードに転じたはずが、再開後のリーグ戦では1勝4敗とまたしてもトンネルにハマり込んだ。

先発マウンドに立った今永昇太投手(27)は6回を99球、5安打3四球4失点と不本意な投球内容に終わった。1点リードの2回先頭から岡本、坂本に連打を浴びて同点を許すと3回には二死一塁の場面で丸に勝ち越しの2ランを被弾。6回にも丸に2打席連続となるソロアーチを食らい、マウンド上で苦虫を噛み潰した。

今季2敗目の今永は降板後「ストレートの精度は良かったですが、変化球を上手く打たれてしまいました。また、低くコースに投げ込むことができなかったです。6回の丸選手に許してしまった本塁打は、流れを与えてしまう得点となってしまいました。6イニングで降板してしまったので、次回登板では試合を作り長いイニングを投げ切りたいです」と振り返った。

打線も相手を上回る7安打をマークしながら、奪った得点は初回に柴田が放った1号先制ソロと7回無死満塁から内野ゴロの間に生還した1点のみ。9残塁で僅か2得点とエースを援護できなかった。

投打が噛み合わず、もがき苦しむDeNA。またしばらく険しい道のりが続きそうな気配だ。

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