「甘~い桃はいかが?」 南島原・川田農園で特産の桃収穫 

みずみずしく実った桃を収穫する川田さん=南島原市、川田農園

 長崎県南島原市深江町の「川田農園」では、早朝から特産の桃の収穫が行われ、直売所には甘い香りが漂っている。
 川田豊一さん(69)が経営する約120アールの畑では「日川白鳳(はくほう)」「あかつき」「川中島」など7品種を栽培。現在は、やや赤みの差した乳白色の「あかつき」が鈴なりになっている。
 梅雨の晴れ間の23日は家族や従業員6人で丁寧に実をもぎ取っていた。収穫作業は7月に最盛期を迎え、8月中旬まで続く。関西や福岡方面に出荷するほか、農園では桃の直売や収穫体験も実施している。
 川田さんは「天候に恵まれ、出来は上々。あかつきの果肉は甘味が強くてほどよい酸味もあり、果汁を豊富に含んでいる。砂糖水などで煮て作るコンポートもお薦め」と笑顔で話した。問い合わせは川田農園(電0957.65.1517)。

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