レイズが首位浮上 わずか2安打に終わるもサヨナラ勝ち

【レッドソックス0-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは8回途中まで無安打に抑えられ、最終的にわずか2安打しか打てなかったものの、レッドソックス5番手のマット・バーンズの暴投により1対0でサヨナラ勝ち。今季ワーストの7連敗のあとに2連勝して地区首位に再浮上した。レッドソックスは先発のニック・ピベッタが7回裏二死までレイズ打線を無安打に抑える快投。球数が100球に達したため、継投に入ったが、3番手ダーウィンゾン・ヘルナンデスが初安打、5番手バーンズが決勝点を献上してしまった。

試合のポイントとなったのは、7回表一死2塁の場面で飛び出したレイズの名中堅手ケビン・キアマイアーの好返球だろう。レッドソックスはクリスチャン・バスケスがセンター前へのヒットを放ち、二塁走者ハンター・レンフローが本塁生還を目指したが、キアマイアーが素早く打球に駆け寄り、本塁へダイレクト返球。この送球はスタットキャストの計測で94.7マイル(約152.4キロ)を記録し、レッドソックスの先制を見事に阻止した。

レイズはその後、8回裏一死からキアマイアーがレフトへの二塁打を放って継投ノーヒッターを阻止。この回は一死1・2塁のチャンスを作りながらも無得点に終わったが、9回裏二死から2・3塁のチャンスを作り、バーンズの暴投で三塁走者マニュエル・マーゴが迷わず本塁へ突入してサヨナラ勝ちとなった。なお、注目の有望株ワンダー・フランコ(レイズ)は4打数0安打3三振。澤村拓一(レッドソックス)の登板機会はなかった。

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