Rソックス・澤村 一死も取れず3連続四球で降板…米メディア「こういう日もある」

なんとか「無失点」となったレッドソックス・澤村(ロイター=USA TODAY Sports)

〝大荒れ〟だった。レッドソックスの澤村拓一投手(33)が26日(日本時間27日)の本拠地ヤンキース戦に8回二死からリリーフ登板。前日25日(同26日)に続く2試合連続の連投となったが、先頭から3連続四球を与えて一死も奪えないまま降板した。

スコアは4―1とリード。先発のイオバルディから走者なしの場面で2番手としてマウンドに立ち、場内から大歓声で迎えられたものの出鼻をくじかれてしまった。最初に対峙した2番・ジャッジを追い込みながらもファウルで粘られた挙句、10球目のスプリットが外れて四球。さらに続くサンチェスも歩かせて二死一、二塁とピンチを招く。一発が出れば同点となる絶体絶命の場面で迎えた4番・スタントンにもはストライクが一球も入らず、まさかの3者連続四球。ここでベンチから降板を告げられた。

だが、この二死満塁から3番手でリリーフしたオッタビノが5番・ボイトを遊ゴロに仕留め窮地をしのぎ無失点。澤村は何とか救われ、自責点はカウントされずに防御率も2・67のままとなった。

チームは4―2で逃げ切り、今季のヤンキース戦は5戦5勝。ア・リーグ東地区首位のレイズを0・5差で追走し、相変わらず好調モードをキープしている。

前日の同カードで澤村は1回1/3を投げて無安打無失点とし、これまでヤンキース戦2試合の登板で打者12人から7三振を奪うなど〝NYキラー〟の名を欲しいままとしていた。

ところが、この日はまるで別人の投球。それでも球団地元放送局「NESN」は澤村の乱調について「こういう日もある。今後も問題なくチームのブルペンを支えるはず」と冷静に寸評し、右腕へ変わらぬ期待をかけていた。

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