長友佑都 代表レギュラーの座譲らない「1年半後、命をかけてW杯を目指している」

記者発表会で共同開発した商品を手に取る長友(提供写真)

フランス1部マルセイユの日本代表DF長友佑都(34)が、〝ポスト長友〟待望論を自らの力で封じ込めようとしている。

長友は28日に神奈川県内で行われた「『魚肉たんぱく同盟』新プロジェクト始動記者発表会」に出席。株式会社鈴廣蒲鉾本店と昨年12月に同連盟を発足させ、この日、自らは「鈴廣かまぼこ大使」に就任した。トークショーでは今季について「マルセイユでは最初のころは苦しいシーズンだったが、どんどんコンディションがよくなって結果的にいいシーズンだった。まだ満足はしていないが、日本代表でも自分の価値を示せたと思う」と振り返った。

ベテランの域に入っても向上心は衰えるどころか増すばかり。この日はイベントのお題とリンクさせて4大会連続W杯出場を誓った。「魚肉たんぱくを取り始めて実際にコンディションが上がっているし、1年半後、命をかけて(カタール)W杯を目指している。魚肉たんぱくをしっかり取って、まだまだ自分のパフォーマンスに満足していないので高みを目指して進んでいきたい」。自身の担う左サイドバック(SB)は世代交代の必要性が叫ばれているが、誰にもポジションを譲るつもりはないのだ。

さらに「長友イコール運動量であったり、1対1だったり、体幹、フィジカルみたいなイメージがある。そのベースは持った上で現代フットボールにアダプトしてないといけないので自分も挑戦して進化していかないといけない」と新境地開拓にも意欲を見せた。MF本田圭佑(35)は2018年ロシアW杯後に代表を引退するなど同世代がA代表から去っていくが、ベテランSBは、まだまだ代表もクラブも第一線で活躍していきそうだ。

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