シュワーバーが2本塁打 直近9戦で11発、今月15HR

【メッツ4-8ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

いったいカイル・シュワーバー(ナショナルズ)の勢いはどこまで続くのだろうか。今月に入ってすでに13本塁打を放っていたシュワーバーは、1回裏に23号先頭打者アーチ、5回裏に24号ソロを放ち、今月5度目のマルチ本塁打(うち1回は3本塁打)を記録。シュワーバーの活躍もあり、ナショナルズはメッツを8対4で破った。シュワーバーの先頭打者アーチは今季早くも6本目(通算11本目)。マルチ本塁打は通算13度目となった。

デーブ・マルティネス監督がシュワーバーを4番や5番からリードオフに移すことを決断したのは今月中旬。それをきっかけにシュワーバーの打棒が爆発した。月間15本塁打はすでにナショナルズの球団記録(2015年5月にブライス・ハーパーが記録した13本塁打)を更新しており、9試合のスパンで10本以上の本塁打を放ったのは2002年のショーン・グリーン以来19年ぶりの快挙。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、9試合で11本塁打を放つのは1968年のフランク・ハワードに並ぶメジャー記録だという。

ちなみに、シュワーバーが今月1本目の本塁打を放ったのは日本時間6月13日。シュワーバーはその日からの17試合で15本ものアーチを量産している。1番打者が月間15本塁打を記録するのはメジャー史上最多であり、また「17試合で15本塁打」はマーク・マグワイアと熾烈なアーチ合戦を繰り広げた1998年のサミー・ソーサ、マグワイアのシーズン本塁打記録を塗り替えた2001年のバリー・ボンズに次ぐ史上3人目の快挙となった。

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