医療従事者ワクチン接種 7月中旬完了へ 長崎県が進捗状況発表

 長崎県は29日、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗(しんちょく)状況(27日時点)について、医療従事者向けが来月中旬までに完了する見込みだと発表した。65歳以上の高齢者向けは県全体で65.2%が1回目、26.5%が2回目を終えた。
 優先接種の医療従事者は希望者全員の6万4182人が1回目を接種済み。2回目も93%まで進んでおり、今月下旬に打った場合でも3週間後の来月中旬までには打ち終わる見通し。27日までの1週間で接種後に20~50代の男女計8人に副反応があったが、入院者はいなかった。
 高齢者の接種数は県が独自で市町に聞き取ったため、国の公表分と異なる。市町によっては高齢者施設の従事者を含む場合がある。
 今月12日に長崎、佐世保両市の2会場で開始した県独自の大規模接種は計1万3655人が1回目を打ち終えた。21日以降、大学や企業が順次始めた職場接種は県内5会場で、計1万425人が1回目を済ませた。

© 株式会社長崎新聞社