そのぎ茶2年連続金賞 パリの日本茶コンクール 製茶問屋「西海園」

パリの日本茶コンクールで金賞と銀賞を受賞したそのぎ茶を手にする二瀬社長=東彼杵町役場

 昨年10月から今年5月にかけてフランス・パリで開かれた日本茶コンクール「ジャパニーズ・ティー・セレクション・パリ2020」で、長崎県東彼東彼杵町の製茶問屋「西海園」(二瀬浩志社長)のそのぎ茶3点が2年連続で金賞、銀賞に選ばれた。
 コンクールは、輸出入を支援するユーロ・ジャパン・クロッシングが日本茶市場拡大を目的に開き、4回目。▽煎茶・普通蒸し▽同・深蒸し▽玉緑茶▽玉露▽抹茶▽その他-の6部門で前年の2倍近い計238点が出品され、現地の料理人やバイヤーらが審査した。
 西海園は玉緑茶部門で「さえみどり玉緑翠」が金賞、「さえみどり玉翠」が銀賞、ほうじ茶や玄米茶、紅茶などのその他部門でも「勾玉棒ほうじ茶」が銀賞に選ばれた。
 二瀬社長が23日、同町役場を訪れ、岡田伊一郎町長に受賞を報告。受賞したそのぎ茶を振る舞い「生産者の日ごろの努力のたまものを商品として広げることができてうれしい」と語った。受賞した3点をセットにしたパッケージ(5400円)を同社店頭やホームページで限定販売している。問い合わせは同社(電0957.46.0072)。

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