ナショナルズ・ターナー 史上初「誕生日サイクル」達成

【レイズ6-15ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

ナショナルズはレイズ投手陣を相手に打線が爆発し、18安打の猛攻を見せて15対6で大勝。6月大活躍のカイル・シュワーバーは4打数0安打3三振に終わったが、トレイ・ターナーが自身3度目のサイクル安打を達成した。1993年6月30日生まれのターナーは、現地時間のこの日が28歳の誕生日。自身の誕生日にサイクル安打を達成するのはメジャーリーグの長い歴史上、初めての快挙となった。

「2番・ショート」でスタメン出場したターナーは、1回裏の第1打席でセンターへのヒットを放ち、今季17個目の盗塁に成功。さらに三塁へ今季18個目の盗塁を決め、ジョシュ・ベルの2点タイムリーで生還した。3回裏の第2打席はレフトへの二塁打、4回裏の第3打席は右中間への14号ソロを放ち、早くもサイクル安打にリーチ。6回裏の第4打席でライトへの三塁打を放って最初の4打席で早々に自身3度目のサイクル安打を達成した。

サイクル安打を3度達成するのは、1900年の近代野球以降ではボブ・ミューゼル、ベーブ・ハーマン、エイドリアン・ベルトレイに次ぐ4人目の快挙。ターナーは2017年4月25日と2019年7月23日(ともに現地時間、ともにロッキーズ戦)にもサイクル安打を達成している。また、ターナーはサイクル安打を決めた三塁打が今季100本目のヒット。シーズン100本目のヒットでサイクル安打を達成するのは、1931年のチャック・クライン、1935年のジョー・メドウィックに続いて史上3人目である。

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