トットナムがDF冨安獲得に前進 ボローニャと移籍金23億円で合意間近

冨安健洋

イタリア1部ボローニャに所属する五輪日本代表DF冨安健洋(22)がイングランド・プレミアリーグのトットナム移籍に近づいていると地元メディア「フットボール・イタリア」が報じた。

同メディアによると、トットナムは冨安と契約するため、事前協議を行っているとし、かねて獲得に乗り出しているイタリア1部アタランタとの争奪戦を優位に進めているという。イタリア「スカイスポーツ」の報道をもとにし、ボローニャに移籍金1500万ユーロ(約19億6500万円)に追加ボーナスとして300万ユーロ(約3億9300万円)を提示したとも伝えている。

ボローニャ側は冨安の移籍金として2000万ユーロ(約26億2000万円)を見込んでいるが、その差は埋まりつつあり、同メディアは「当事者は合意に非常に近づいていると報告されている」とし「アタランタは他のクラブで選手を探す必要があるかもしれい」と撤退する可能性があるという。

トットナムは今夏にユベントスを退団したファビオ・パラチチ氏をマネージング・ディレクターに招聘して以降、攻勢に出ている。新指揮官に就任したヌーノ・エスピリト・サント監督(47)が求める守備陣の強化に向けて、センターバックとサイドバックをこなせる冨安が欠かせない戦力になるとし、獲得を実現させたい構えだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社