日本代表の森保一監督(52)が、9月から始まるカタールW杯アジア最終予選で同組になった中国の〝帰化選手〟に強い警戒を示した。
1日に行われた組み合わせ抽選会で日本はオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン。ベトナムと同じB組に決定。なかでも注目を集めるのが外国出身で国籍を変更した選手たちだ。
中国は6月のアジア2次予選で、ブラジル出身のFWエウケソン(31=広州FC)、FWアラン(31=同)、FWフェルナンジーニョ(28=同)、イングランド出身のMFニコ・イェナリス(28=北京FC)とDFティアス・ブラウニング(27=広州FC)の5人を招集し、チーム力を増強させている。
1日にオンラインで取材に応じた森保監督は「強いと思っている。5人の帰化選手がいるので、間違いなくチーム力は上がっている。サッカー王国ブラジル出身の選手たちなので、間違いなく力のある選手だと思っている。まだそこまで中国にフォーカスして分析を進めているわけではないが、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)などで見てきているので、本当に素晴らしい選手たちだと思っている」。一部の帰化選手はACLの視察の際にも直接チェックしており、警戒を強めている。
そのうえで「同じ監督でチーム力の積み上げがこれまでプラスになっていて、そこに帰化選手がいるので、しっかり分析しながら自分たちの力を出せるようにしたい」と今後徹底的に対策を講じていく方針だ。
中国の〝帰化軍団〟は7大会連続のW杯出場を目指す森保ジャパンにとって大きな脅威となりそうだ。